蛇の診察室 毒蛇の判別 咬症の診断 よくある質問
ここではヘビに関する質問と答えをご紹介しています。


Q1. 蛇が庭に出て困ります。撃退法を教えてください。
Q2. ヘビが家の中に入ってしまった。どうやって追い出せばよいのか。
Q3. マムシは口から子ヘビを生むのですか。
Q4. ヘビにも骨はあるの?
Q5. ヘビは1年に何回脱皮するの?


ページ下に質問フォームがございますので、ここに載っていない質問がありましたらぜひお寄せください。
よくある質問と答え
Q1. 蛇が庭に出て困ります。撃退法を教えてください。

答え  2つの方法が考えられます。
 1)薬剤などの化学的な方法で、ヘビを遠ざける。2)フェンスのような物理的な障壁で、侵入できないようにする。

 1)の場合、ヘビをよせつけないようにする忌避剤がいくつか市販されていますが、効果は大きくありません。当研究所でも、これらの忌避剤を含めたくさんの薬剤について、その効果をテストしていますが、現時点では有効なものは見つかっていません。
 2)の場合、沖縄ではハブの侵入を防ぐフェンスが作られていますが、普及していません。表面をなめらかに、高さを高く、人の出入り口を確保して、草が伸びてきて支えにならないようになどとなると実際的ではないのです。
 したがって、捕まえて捨ててくるしか方法はありません。近くに捕まえられる人を見つけておくことでしょう。
Q2. ヘビが家の中に入ってしまった。どうやって追い出せばよいのか。

答え ふつうは放っておけばまた出て行きます。エサを探したり、異性を探したり、日光浴をしたりと、様々な理由でヘビはある地域内を動き回りますから、家の中に居続けることはありません。
 しかし、入ってきた直後なら、棒などでつつけば出て行くこともあります。煙でいぶすことが役に立ったことはありますが、たいていは奥に入ってしまったりして失敗します。やらないよりはいいでしょう。
 一番確実なのは捕まえて捨てて来るという事なのはいうまでもありません。捕まえられる人がいない場合、ゴキブリホイホイのような粘着トラップにかかる場合があります。大きなヘビにはネズミ用の粘着トラップが必要になります。
Q3. マムシは口から子ヘビを生むのですか。

答え   マムシは確かに子ヘビを生みますが、口ではなく、尾の付け根の総排出孔からです。ヘビやトカゲなどの爬虫類は、すべて総排出孔から卵や子どもを生むのです。これは鳥類も同じです。
 「口から子ヘビを生む」という俗説は、全国で広く耳にしますが、「マムシは夏になると、口から子どもを産み、その際牙が邪魔になるから、牙を落とすために人にかみつく」という話になっていることが多いようです。確かに夏になると、お腹に子供を持った雌のマムシが、体温を上げて子どもの発育を促進するために、日中に出てきてとぐろを巻いています。このために咬まれる人も、1年の内で一番多くなります。咬んだマムシを殺してみると、お腹に子どもがいるので、ここにあげたような話ができたのだと思われます。
 このほかに、「マムシは親の腹を食い破って出てくる」という話もよく耳にします。これも、マムシを殺してみると、子どもがお腹から顔を出した、というような観察からきたものでしょう。
 子ヘビを生むヘビはたくさんいますが、北海道から九州まで、子ヘビを生むのはマムシだけですので、それだけこういう話ができやすかったのだと思います。
Q4. ヘビにも骨はあるの?

答え  スネークセンターの資料館には、たくさんの骨格標本が展示してありますので、一度ご覧になってください。
 一番の特徴は、背骨の数が沢山あることです。比較的少ないマムシでも、尾の先までで200個近い背骨があります。ヘビがくねくねと体を曲げることができるのは、このようなたくさんの背骨とそれにつながった肋骨と筋肉によるものです。人やイヌ、ネコなどは背骨の数が少なすぎて、ヘビの動きをまねることはできません。
Q5. ヘビは1年に何回脱皮するの?

答え   野生のヘビがどれくらいの間隔で脱皮しているのかは、普通はわかりません。しかし、例外があります。ガラガラヘビです。ガラガラヘビの尾の先端に着いているガラガラは、1回脱皮するごとに1段ずつ増えます。したがって、ガラガラの段数を数えれば、脱皮の回数が分かります。ただし、ガラガラは長くなると先端が折れてしまいます。
 これまでに分かっているところでは、生まれた最初の年には、冬眠までに暖かい地方で4回、寒い地方で1〜2回脱皮し、活動期間の短い寒い地方では脱皮の回数が少なくなります。2年目には2〜4回、3年目は1から4回と、成長するにつれて脱皮の回数は減っていき、4年目以降は年1回がほとんどになります。他のヘビについては、野生個体のデータはないのですが、大きな違いはないと考えられます。もちろん、熱帯地方のヘビは活動期間が長くなるので、脱皮の回数も増えます。
 脱皮は成長と新陳代謝、2つの要素が関係していますので、生育条件によっても大きく変化し、野生の個体よりも飼育下のものの方が脱皮回数が増える傾向にあることも分かっており、スネークセンターで飼っているヘビは、2ヶ月に1度くらい脱皮します。
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