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脱皮不全
ヘビは、古くなったひふを脱ぎ捨てる脱皮をしますが、何らかの原因で正常に行われないときがあります。その時の状態を脱皮不全と言います。

飼育環境が乾燥している、脱皮するときに脱皮殻を引っ掛ける物がない、ダニなどの外部寄生虫に感染している、古い傷跡がある、栄養不良、何らかの病気にかかっている(感染症、内分泌性の病気、腫瘍etc.)など原因はいろいろ考えられます。

また乾燥する冬期に脱皮不全が増える傾向にあります。

ガーデンツリーボア。
スネークセンターのヘビの中でも脱皮不全になりやすいヘビのひとつです。手前に見えるのはぬけがらの一部です。
ボア。古いひふが残っています。
拡大図。
古いひふが、下の新しいひふから浮いたような
状態であれば、パリパリとはがすことができます。

アミメニシキヘビのような大型の種類では、   
頭から尾の先まで一枚で脱げることは
少なく、断片的に脱げることが非常に多いです。
ぬけがらの一部が残っています。
このアミメニシキヘビは、約7mあります。
ニホンマムシ。
体の後半部分に脱皮殻が残っています。


・・
注意!・・
毎年、野外でマムシに多くの人がかまれています。
十分気を付けてください。

脱皮不全におちいったハブ。
ひふがカピカピです。
ハブも脱皮不全によくなるヘビです。
ハブの場合、治療しても
なかなかきれいに剥けないことが多いものです。(この写真は治療前です)
毒蛇ハブ。長く鋭い毒牙。
スネークセンターでは、土日祝日に
採毒実演をやってるよ!

ヘビの脱皮は正常であれば、胴部から尻尾の先まできれいに一枚で脱げるのですが、途中で切れたり、断片的に脱げる場合がよく見られます。ちょっと汚らしい感じ・・。そして、そうじが面倒。

きれいに脱げたぬけがら。
アオダイショウ
は比較的きれいに脱皮します。
キングコブラとバラバラになったぬけがら。
木にへばりついたぬけがら。
木や壁などに体をこすりつけて脱皮しますがこのようにバラバラになってしまうことが多いです。

脱皮不全の治療は、まず原因は何かを見つけることから始めます。ヘビが健康で脱皮不全になった場合には乾燥が原因であることが考えられますので、湿度を高めてやります。具体的には水につけてやるなどします。ホースで水をかけた途端に脱皮したヘビもいました。ビックリしたかもしれない。なるべくヘビにストレスをかけないようにします。

ガーデンツリーボアを水につけているところ。
水の深さやつけておく時間は
状態により調整します。
同じくボア。
冬には水温が下がらないように注意します。
トウブダイヤガラガラヘビの古いひふを
はがしているところ。
このヘビは体調が悪く
自分で脱皮ができませんでした。

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